お一人様無料ご招待の裏側
ホリデー日帰りバスツアー横浜中華街に行ってきた。
群馬から平日料金で10.290円(日曜日は1.000円プラス)。
ちょっと高いような気がしたけど、まあ、それなりのご馳走が食べられることを期待して参加した。

このツアー、実は「赤ちゃん本舗」で「母の日プレゼント」という企画をやって、息子の嫁さんが応募し、かみさんが当たったものだった。
だが、
当選者1人だけのご招待
仕方がないので、
私が同伴者として別料金を払って「正規ツアー」として参加したものである。

高崎駅・朝6時40分集合。参加人数は約100人。
バス2台に分乗。
1号車は座席位置の高いリムジンバスだったが、私の乗った2号車は一般的なちょっと古いバスで座席も狭い。
隣がかみさんだからいいようなものの、他人となら遠慮したい席である。

途中で、横浜のレンガ倉庫群に寄るスケージュール。

10時半に到着して全員がバスから降ろされた。
外は雨、しかも、レンガ倉庫の販売店は開店が11時からで倉庫屋内にも入れない。

雨の中で30分待たされ、ここで第一の不満が私の中で爆発!
こんなことなら、バスの中でテレビでも見させて時間つぶしをさせた方がいい。

11時開店を待って中に入ってみたが、100均で売っているようなものが500円もする。
ばからしい。
おいしそうな匂いがするお店が沢山あるが、これから中華街での食事が待っているのに、食べるわけにはいかない。

さて、11時半に迎えのバスが来て、ようやく昼食会場である横浜中華街に移動。
信号「前田橋」の手前で下車、朱雀門をくぐる。

歩いて5分もかからない場所にある「萬福大飯店」。
店の反対側には「横浜大世界」がある。

私達2号車は、2階に案内された。
中華料理店でよくみる回転テーブルかと思ったら、普通の細長い平テーブル。

やがて1品目が運ばれてきた。

シューマイが1つ。
あれ? 小籠包じゃないの??
しかも3cm弱の小振りなシューマイ。
「からし」が欲しいのに、テーブルのうえには用意してない。
仕方無しに醤油だけかけて食べる。

まあいいや、2品目に期待しよう。

2品目は揚げた春巻きが1つ。
えっ? 生春巻きじゃないの?
しかも、この春巻き、私の親指ほどしかない超小振り。

ん〜〜、なんなんだ?

3品目は卵スープ。
卵スープ???????
フカヒレじゃないじゃん!!

4品目、海老チリ。
なんかスタンダードなものばかりだなぁ〜。

5品目、マーボー豆腐
6品目、普通の白いご飯!!!
7品目、酢豚
8品目、デザートは杏仁豆腐


おいおい、これじゃ自宅でいつも食べているようなものばかりじゃん!。
これが、わざわざ朝6時40分に集合して、バスに揺られて横浜中華街まで来て食べる食事か?

しかも、日本酒2合を頼んだのに、中身は普通の1合にきをもったような分量しか入ってないで1.050円。
当然これじゃ足らないので、更に2合追加で、
酒だけで2.100円もとられた!

隣のご主人は紹興酒を頼んだが、やはり中身が少ないとみえて、私に「分量、少なくないですか?」。感じることは同じだった(笑)

5月に、私のHP参加メンバーのオフ会を神奈川・湯河原で開催した。
翌日、全員で横浜中華街に行った。
年齢的にもそれほどの分量を必要としないので、1.700円のコースを頼んだ。
それでも、フカヒレスープや海老チャーハン、その他食べきれないほどの美味しい料理を出してくれた。


その時の料理と、今回のホリデー・バスツアーでの食事とでは、天地雲泥の差がある。

オフ会のときのコース料理が1.700円ということを考えると、今回の食事は
一人当たり700〜800円ほどではないかと思われるほどの内容である。
ここで第二の不満が私の中で爆発!


さて、帰路、横浜の「白金工房」見学。
全員でゾロゾロ店内に案内され、社長が作った馬の彫金物などを見学。
つぎに会議室のようなところに押し込まれ、20分以上説明を聞かされる。

朝早かったので、眠くて仕方がない。

その後、商品を展示してある部屋に案内された。
ムムッ、高い!
私ら貧乏人には、目の保養にもならない。

部屋を出たいのだが、出口が見つからない。
15分ほど我慢していた。

店員が「奥様にいかがですか?」と寄ってきた。
ムカムカしている私は、「それよりタバコを吸いたいんだけど、出口はどこにあるのかね?」と聞くと、「こちらです」と案内された。
そこは、観葉植物が並べてあって、まるで出口を隠しているかのようだった。

外でタバコを吸って待っていたが、なかなか皆が現れてこない。
結局、全員が無罪放免されバスに乗れたのは、店に到着してから1時間ほど経ってからだった。
ここで第三の不満が私の中で爆発!

その間に次のバスツアーご一行様が到着。
私たちと同じようにこれから拷問を受けるのだろうと思うと、一言注意してあげたかったがやめた(笑)

(´ヘ`;)ハァ


当初、「ホリデーツアー」というから、近畿日本ツーリストのことかと思っていた。
しかしあまりにもひどい内容のツアー。
天下の有名旅行会社である近畿日本ツーリストでこんなことをするのか、疑問に思った。

手元に「旅行参加証」なるハガキがある。
そこには「株式会社ホリデー」と書いてある。

ん? 株式会社ホリデー??

ネットで検索してみた。

http://www5.ocn.ne.jp/~holiday/
これは、
近畿日本リーリストとは全然別物の会社である。

サイトの「業務案内」を見てみた。
次のようになっている。



<主催旅行>

株式会社ホリデーの主催旅行は、各営業所合わせて80万件を超える豊富な旅行会員のデータを基に、日帰り旅行を中心に、ツアー内容の吟味、受付システム、添乗員の対応etc.....で同業他社との差別化を図り、新聞紙上等で価格競争に参加するのではなく、ホリデー独自の販売方法(自社の旅行会員に対してのダイレクトメール)にて展開していきます。


なるほど。
「日帰り旅行を中心に」 「価格競争に参加するのではなく」 「ホリデー独自の販売方法」 とある。


<企画旅行内容>

株式会社ホリデーの企画内容は、各企業、各団体への旅行商品提供の企画です。各企業、各団体の販売促進や顧客サービスに対しての「ご招待旅行」をご提案しています。

「ご招待旅行企画」は、企業と旅行業者がタイアップし、その経費の一切は各企業・各団体の負担となるのが通常です。しかし、私たちがご提案するご招待旅行は、系列の企画専門会社フォーラムイワサキ、並びにジェイ・エフ・ジーとのジョイントにより、経費負担のご心配は不要です。経費の負担無しに販売促進効果が得られると各企業はもとより、公共機関からも大変ご好評を頂いています。


ふむふむ。
「系列の企画専門会社」 により 「経費負担のご心配は不要」
つまり、 
「赤ちゃん本舗」 では、 「経費の負担無し」 に 「ご招待旅行」 を実行し、 「販売促進効果が得られ」 た訳だ。


(ついでに検索してみた)
フォーラムイワサキ
http://www5.ocn.ne.jp/~holiday/enkaku.htm
このサイトには「株式会社ホリデー」「フォーラムイワサキ」「ジェイ・エフ・ジー」が、表示されていた。


ここで、
ホリデーにどれくらいの利益があがるものか計算してみよう(私も暇人だなぁ〜〜)。

バス・チャーター料金を調べてみた。
http://www.bus-raku.com/tokuten.html

   ● 出発地より250キロ以内の1日あたりの税込料金です。
   ● 基本ご利用時間は7:00から20:00までの最大10時間となります。

大型バスで平日65.000円、土日で75.000円。

これはこのサイトでの価格なので、すべて同じと見るのは不適切だが、おおよその金額の想像はできる。

10.290円から税金を抜くと9.800円(日曜日は1.000円プラス)。
これを二人分とすると、一人あたり4.900〜5.400円。

二人分というのは、当選者1人は無料招待だが、ほとんどの人が1人での旅行はせず同伴者を引き連れている。
事実、私たちの乗ったバスでも、完全に1人(無料)で参加した人は2人ほど。
あとは、2〜4人連れだった。

単純に 50人 × 4.900〜5.400円 で計算すると、集まる金額は 245.000〜270.000円。

表にしてみよう。

参加人数 バス1台50人として
  土 日 平 日
集金金額(A) 270.000 245.000
バス代 75.000 65.000
昼食代 40.000(1人:800円として)
50.000(1人:1000円として)
40.000(1人:800円として)
50.000(1人:1000円として)
高速道路料金 20.000(往復:概算) 20.000(往復:概算)
横浜駐車料金 3.000
(山下公園駐車場
大型バス料金:2時間として)
3.000
(山下公園駐車場
大型バス料金:2時間として)
保険料 10.000
(最低保険金額
1人/200円として)
10.000
(最低保険金額
1人/200円として)
合 計(B) 148.000〜158.000 138.000〜148.000
利益(A)−(B) 122.000〜112.000 107.000〜97.000

当日はバス2台だったので、利益は倍になる。
更に、帰路に立ち寄った「白金工房」からキックバックがあると思うので、利益はもう少し増える。
バス1台で、毎日100.000〜120.000円の売り上げが見込まれる。

「赤ちゃん本舗」 は 「無料ご招待」 として皆から喜ばれ、しかも 「費用負担無し」 で出来る。
「株式会社ホリデー」 は 「横浜中華街」 というブランド名を使いながら 「格安な食事」 を提供して利益をうみ、更に 「白金工房」 からの キックバック を受け取り、利益を出すことができる。
「白金工房」 も大量の客を運んで貰って利益を得ることが出来る。
三方が利益を享受出来るこれは 
おいしい企画 である。

あまりにも粗末な食事内容に疑問を持ったことから調べが始まった訳だが、これはこれで 
企画会社のアイディア勝ち ということにしておこう。

(注)
今回は「赤ちゃん本舗」の名前が出てくるが、これは「赤ちゃん本舗」を非難するものではありませんので、間違えませんようお願いします。
これは、スーパーや色々な大型店舗などでもやはり同じ企画会社を使って同じ旅行を行っているし、企画そのものは悪いことではありません。



でもさ、こういうツアーで、参加者全員が同伴者を連れず本人のみで参加したら、おもしろいだろうなぁ〜(笑)

10年ほど前だが、千葉・白浜海岸のホテルでの「お一人様無料ご招待」なる抽選に当たった。
ただし宿泊条件として「一部屋2名様以上でご利用ください」とある。
かみさんと二人で車で行った。

翌日の精算では、
一人18.000円取られた。

半年後、
正規のバスツアーで行ったら同じホテルだった。
群馬からバスで連れて行ってくれて、途中で無料試飲できる酒蔵や何カ所かの見学が入って参加費用は
一人/12.800円。

結局、一人で18.000円取られたのは二人分の料金ということだ。
無料ご招待でもなんでもない。


どっちにしても、「抽選」で「お一人さま無料ご招待」のものには、一人で参加することに決めた。
「正規のツアー」として「10290円」払ったと思うから腹が立つので、無料ドライブで無料の食事付きと思えば腹も立たない。



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